冷蔵庫を横にして運んではいけない理由

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長時間横にした場合は、電源を入れるのは1日待って!

引越しで冷蔵庫を移動する際、気をつけなければいけない点があります。

 

それは、冷蔵庫を長時間横倒しにしてはいけないという点です。

 

 

精密機器のため、ちょっとした刺激や間違った取扱いをすると、簡単に故障してしまうので特に引越しなどの時には十分気をつけて扱うようにしたいものです。

 

 

横倒しにしていけない理由は、その作りにあります。

 

冷蔵庫には庫内を冷やすためにフロンガスが封入されています。

 

このフロンガスが機械の中を循環する時の気化熱を使って庫内が冷却されるという仕組みになっているのです。

 

 

そして、このフロンガスを循環させる精密機械がとてもデリケートな部分なのです。

 

 

この部分はコンプレッサーと呼ばれ、フロンガスが封入されている部分に圧力を加え、フロンガスを循環させます。

 

 

フロンガスを圧縮し、送り出すためにコンプレッサー内部ではピストンが動いているのですが、この時に起きる摩擦を軽くするために必要なオイルも封入されています。

 

 

つまり、冷蔵庫を横倒しにしてしまうと、フロンガスやオイルなどの封入物が回路の中で混ざり合ってしまうことが起こってしまうというわけです。

 

冷凍回路の中にこれらのものが入ると、冷蔵庫が冷えなくなったりとトラブルが起こってしまうのです。

 

 

そうなってしまうと、修理代金はかなり上がってしまい、場合によっては新しい冷蔵庫を買うことができるほどの費用になってしまうこともあります。

 

 

そのようなことから、引越しの時には冷蔵庫は傾けたり横倒しにしたりせず、できるだけ立てた状態で移動することが推奨されています。

 

 

業者も寝かせて運ぶような事はありませんが、逆さまにして運んでいたという事例もあるので作業の確認は必須です。

 

 

トラブルを回避し、安全に使うためには、引越し後すぐには冷蔵庫の電源を入れず、1日程度置いておきフロンガスやオイルの状態が安定してから使い始めるようにしましょう。

 

 

(ご自身で運ぶより業者だったらいくらなのか早速、チェックしてみましょう!)