故障に気付いた場合は、早めの連絡を
配送後に冷蔵庫が故障してしまった場合、まずは原因を突き止める必要があります。
準備時に水抜きをしたか、運搬方法は正しかったのか、設置時の処置は適切だったのかなど、故障の原因になりそうなことをピックアップしていきましょう。
業者と自分どちらに責任があるのかはっきりさせることが重要です。
運搬中に冷蔵庫がしっかり固定されていなかった場合や、横倒しにされたのであれば業者側に責任があることも考えられます。
業者の不手際で冷蔵庫が故障してしまったら弁償を求める必要があります。
運送業者の多くは運送業者貨物賠償責任保険に加入しています。
しかし、この保険でカバーされる範囲は様々で、冷蔵庫のような家電製品の故障は保証対象外になっている場合があります。
このため、依頼した業者によっては保険で保証されないことがあるので注意しなければいけません。
不安がある方は事前に業者へ問い合わせておくか、利用者が任意加入できる引越し保険を掛ける必要があります。
また、故障原因によって保証される場合とされない場合が出てくるので注意しましょう。
業者の保険で保証対象になるケースは運送作業中の事故に関わるものばかりです。
保険では保証範囲が事細かに書かれており、一部該当しないケースでは対象外となってしまいます。
※保証範囲外なら直接業者に弁済を求めることになるでしょう。
業者に冷蔵庫の弁済を求める場合でも基本は現状復帰になります。
冷蔵庫の利用年数にもよりますが、新品に交換してもらえるケースはほとんどありません。
例えば5万円で購入したからといって5万円全額弁償してもらえるわけではないのです。
冷蔵庫の修理代が2万円だった場合は2万円までしか保証されません。修理不可能で買い換えが必要になっても現在の冷蔵庫の時価で判断されます。