長距離区間の荷物を安く送る方法の一つとしてコンテナ輸送
冷蔵庫を配送する場合に、専用トラックだけでなくコンテナ便で送るという方法もあります。
なかなか聞き慣れない言葉ですので、ご存じない人も多いでしょう。
カンタンにお伝えしておきますと、コンテナ便とは最初から決まった大きさのコンテナの中に自分の荷物を積み込み、そして列車で運ぶ方法のことです。
業者が荷物を受け取り、JR貨物に載せて目的地に運び、またトラックに載せ替え配送先に送るという流れになります。
コンテナではなくカーゴと表記するケースもあるので覚えておきましょう。
コンテナ便のメリットはどこにあるの?
コンテナ便の大きなメリットとしては費用が安くつく点です。
通常の運送業務ではトラックを借りきって、そこに荷物を積み込み、配送をしてもらう形になりますが、コンテナ便では先述したように専用のコンテナに荷物を積み込みます。
そのコンテナを列車に載せて、何台かまとめて目的地まで運んでいくことになるので、人件費や輸送費の面で安くすることができるのです。
ただし、近距離では恩恵が少ない為、主に長距離輸送に向いている方法となります。
(日通には単身パックXというコンテナ便がありますが、150km以上ある場合と定められています。150km:東京から静岡、東京から長野、高速で1時間半以上)
近年、大手の引越し業者では単身者向けの格安引越しプラン(主に単身パック)が多く出ていますが、そのほとんどがこのコンテナ便による引越しとなります。
通常のトラック輸送よりもかなり格安となりますので、対応している業者であれば冷蔵庫をできるだけ安価に配送したい人にはオススメできるでしょう。
他にも安く運べる方法や、冷蔵庫の運賃が安い業者を探すにはトップページで比較してみて下さい。
安くともコンテナ便にはデメリットがある点も視野に
では、反対にコンテナ便のデメリットについても考えてみます。
第一に即日集荷ができず、また到着日に猶予が必要になる点です。
コンテナを列車で運ぶ訳ですから、ある程度の荷物が集まらないと出発できません。
トラックのようにいつでもOKといった融通が効かない点を覚えておきましょう。
もう1つのデメリットとしては損傷事故が起こる可能性があがる点です。
通常の運送よりも荷物をおろす、また積み替える回数が多くなりますので、どうしても損傷事故が起こるリスクは高くなります。
ですのでコンテナ便での輸送を考えているのなら事前に、業者保証の確認を必ず行うようにしてください。
最後のデメリットとしては、運べる荷物の量が少ない点でしょう。
冷蔵庫単品であれば容量に問題ありませんが、例えば引越しで利用する場合にはこの点を覚えておきましょう。
あらかじめ用意されているコンテナの容量分しか運ぶことができませんので、基本的には単身者向けのように荷物が少なくないと対応できないのです。
コンテナを複数借りることはできますが、素直に通常の引越しプランを選択したほうが安くつくケースもありますので注意しておいてください。